7/1、心身統一合氣道会の道場教室による「本部公認講習」が開催されました。この講習について、企画立案から講師、アシスタントまで務めてくださった工藤美和師範（京心館道場 館長）と湯浅真由美師範（章心館道場 館長）にインタビューを実施しました。

広報開催の経緯についてお聞かせください。

工藤先生初心者の方を対象とした合氣道の講習が、それまで開催があまりありませんでしたので、気軽に参加頂ける講習があると良いですねと、湯浅真由美先生とお話しをしていました。そこで、本部に相談をして、今回「本部公認講習」として開催すること事となりました。京心館は初心者の方が少ないため、有段者や3級、4級の方々も参加していただきました。

湯浅先生 当道場は逆に初心者が多かったため、もっと近場の場所で開催できればもっと多くの方々をお誘いできたかもしれません。今回は新木場での開催のため、会員様と私の家族に参加協力をお願いし、私自身も主にサポート役として関わりました。

広報講習会の内容や雰囲気はいかがでしたか？

工藤先生 初心者向けの講習会ということで、通常の稽古よりも丁寧に進めました。他の道場・教室の方々と稽古ができたことに皆様とても喜んでいました。普段とは異なる人たちと交流することができるという点が受け入れられていました。お子様も参加いただき、多くの大人の中でも、元気いっぱい伸び伸びと稽古していました。時には走り回ったり、ゲームをしたり…。そのおかげで緊張がほぐれ、大人の皆さまも和気あいあいとした雰囲気で稽古ができました。

湯浅先生 そうですね、走り回っている子についても、講習会の中でいざ姿勢をチェックしよう、受け身をやってみよう、という段になるとすっと集まってきて、ちゃんと稽古に集中していました。そうした様子が可愛く、メリハリも合って良かったです。道場の大人会員の皆様がフォローしてくれたこともあり、とても和やかな雰囲気でした。参加者のうち約1/3が私の道場の会員様、1/3が工藤先生の道場の会員様、そして1/3が他の道場教室の方々でした。このような割合で道場教室は分散していましたが、それがかえってみんなで教え合ったり協力しあったりする雰囲気につながり、話しやすかったです。

広報参加された皆様の声はいかがでしたか？

湯浅先生 参加者からのアンケートでは、今後は他の稽古内容についての講習会や、級のみの人たち向けの講習会などの要望がありました。特に初心者の方々は、このような集まりが楽しいのではないかと感じたようです。また、道場間の交流についても関心がありました。

工藤先生 参加者の皆様からは、リフレッシュできる機会として好評でした。全員が同じ級で参加する講習会も楽しいかもしれません。また、大人と子どもが一緒に稽古することも良い経験でした。さらに、他の場所でも開催できるような環境があれば、また新たにほかの地域からも多くの皆様にご参加いただけるのではないかと思います。道場間の交流についても今後積極的に取り組んでいきたいです。

広報最後に、今回の講習会や今後考えていきたいことについて、一言お願いいたします。

湯浅先生 統一道を多めに扱った講習会でした。女性の先生による講習会はあまり開催されないこともあり、今回のような機会はとても良いものだと思います。講習会は誰が参加するかわからないため、ドキドキする部分もありますが、今回の経験を通じて自分自身も成長できたと感じました。

工藤先生 同じ思いです。講習会を通じて、指導の足りない部分や自分の教室だけでは気づけないことも学ぶことができました。参加者の皆様とのつながりやコミュニケーションを大切にしていくことも大事です。今後も気軽な講習会を増やしていくことや、テーマを設けて開催することも検討していきたいです。5･4級、3級など、級ごとに分かれての講習会や、技の習得のための練りこみに特化した講習会など、参加者のニーズに合わせた内容を提供していきたいと考えています。

広報今回の本部公認講習会は、会員の皆様が気軽に参加できる機会となったようです。参加者の交流や新たな稽古の形を試みることで、さらなる成長とつながりの拡大が期待できるかもしれません。本部としても皆様に楽しんで取り組むことのできる講習会やイベントを考えていきたいと感じた次第です。インタビューに応じていただいた工藤先生、湯浅先生、ありがとうございました。